2023年1月5日木曜日

小説を書いていなかった私が書籍化デビューする話4~出版社がネット小説のBLレーベル出してないんだけど?~

  正月気分が何となく抜けてきた気がするので、この間の続きを書いていきます。

 なろう運営経由で書籍化打診のメールが来た。
 送り主はKADOKAWA編集部であった。
 ここでちょっと補足をしておくと、『小説家になろう』は原則書籍化打診は運営経由でされる。これは素人である利用者がいきなり企業から声を掛けられ問題が起こるのを防ぐためだ。
 また、断りにくかったら運営から断ってもらえるし、書籍化するつもりがない、もしくはもう他の出版社で書籍化が決まっている場合も、運営に申請すればその作品に打診を来ない様にも出来る。詳しくはガイドラインに書いてあるので、気になる人は読んでみてください→ガイドライン
 今では別のサイトにも載せている人も多いし、出版社も電子書籍業者も増えて、色々な形の打診があると思いますが。ただしツイッターリプライで打診は許さんぞ……。

 まぁ当時の私はそんな事もちろん知らない訳ですが。もうパニックですよ。
 そもそも自分が書籍化されるなんて思ってもみなかったし、『小説家になろう』ではなく『ムーンライトノベルズ』の方で書いていたから、書籍化打診が来るとは思わなかった。どちらにせよメッセはなろう経由で来るみたいなんだけど。
 更に言うなら、当時(打診を頂いたのは2018年)ムーンライトノベルズからの書籍化はあまりなかった。しかも相手はカドカワである。
 私はムーンで「書籍化」タグで検索を掛けてみたが、出てきたのはBL最大手社少女向け社のどちらかしかなかった。
 カドカワと言えばルビー文庫。私の愛する吉原理恵子先生の作品を多く発行されているので、BLを取り扱っていない訳はない。それでも当時大判と呼ばれていたサイズで探すと(今ではなろうラノベ全般で良く出されるサイズ)大御所BL作家の人気シリーズの特装版とかしか出てこない。
 混乱した私だったが、無知な私がどれだけ悩んでも答えなど出るはずがない。とりあえず「打診は嬉しいですけど~」と添えて直接打診くださった編集者さんに訊く事にした。


帯ってそんなに万能だったっけ?
 
 そんな軽いノリで会った事もない編集さんのサムズアップが見えてきた気がして、私は全く信用していなかった。


つづく!



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